Pythonでグラフのフォントをカスタマイズする方法

Pythonのグラフ描画ライブラリである matplotlib では、グラフの各要素のフォントサイズをカスタマイズすることが可能です。以下にその手順を示します。

まず、matplotlib.pyplot を plt としてインポートします。

import matplotlib.pyplot as plt

次に、グラフを描画します。ここでは、サンプルデータとして sin 関数をプロットします。

import numpy as np

x = np.linspace(0, np.pi * 4, 100)
y = np.sin(x)

fig, ax = plt.subplots()
ax.plot(x, y, label='sin')

この状態でグラフを描画すると、デフォルトのフォントサイズで表示されます。これをカスタマイズするには、set_xlabel、set_ylabel、set_title メソッドを使用します。

ax.set_xlabel('X-label', fontsize=18, fontname='MS Gothic')
ax.set_ylabel('Y-label', fontsize=18, fontname='MS Gothic')
ax.set_title('タイトル', fontsize=30, fontname='IPAexGothic')

これにより、x軸ラベル、y軸ラベル、グラフタイトルのフォントサイズがそれぞれ 18, 18, 30 に設定され、フォントが ‘MS Gothic’, ‘MS Gothic’, ‘IPAexGothic’ に設定されます。

以上が、Pythonの matplotlib ライブラリを使用してグラフのフォントをカスタマイズする基本的な手順です。この方法を用いることで、視認性を高めたり、報告書やプレゼンテーションに適したグラフを作成することが可能になります。.