Pythonのデータ可視化ライブラリであるmatplotlibを使用して、グラフのx軸の範囲を変更する方法について説明します。
xlimを使用する
matplotlibのxlim
関数を使用して、x軸の範囲を設定することができます。以下にその使用例を示します。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
x = np.linspace(0, 10, 100)
y = np.sin(x)
plt.plot(x, y)
plt.xlim([0, np.pi * 2]) # x軸の範囲を0から2πに設定
plt.show()
このコードでは、np.linspace
を使用して0から10までの範囲を等間隔に100分割した配列を生成し、その各要素に対してnp.sin
関数を適用しています。その結果をプロットし、xlim
関数を使用してx軸の範囲を0から2π(約6.28)に設定しています。
gcaを使用する
また、plt.gca
を使用して現在の軸を取得し、そのset_xlim
メソッドを使用してx軸の範囲を設定することもできます。以下にその使用例を示します。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
x = np.linspace(0, 10, 100)
y = np.sin(x)
plt.plot(x, y)
ax = plt.gca()
ax.set_xlim([0, np.pi * 2]) # x軸の範囲を0から2πに設定
plt.show()
このコードでは、plt.gca
を使用して現在の軸(この場合はx軸)を取得し、そのset_xlim
メソッドを使用してx軸の範囲を0から2πに設定しています。
以上、Pythonのmatplotlibを使用してグラフのx軸の範囲を変更する方法について説明しました。これらの方法を活用して、データの可視化をより効果的に行ってください。.