Pythonでは、自分で定義したクラスのオブジェクトをJSON形式にエンコードしたり、その逆にJSON形式からデコードしたりする方法があります。
まず、エンコードについて説明します。PythonのjsonモジュールにはJSONEncoderというクラスがあり、これを継承した独自のクラスを作成します。その後、dumpやdumpsメソッドを呼び出す際に、cls引数にこの独自のクラスを渡します。独自のクラスではdefaultメソッドをオーバーライドし、オブジェクトの種類に応じて復元可能なdict形式に変換します。
次に、デコードについて説明します。こちらもjsonモジュールのJSONDecoderクラスを継承した独自のクラスを作成します。そして、loadやloadsメソッドを呼び出す際に、cls引数にこの独自のクラスを渡します。独自のクラスでは、object_hookメソッドをオーバーライドし、エンコード時に作成したdict形式を適切なクラスのオブジェクトに変換します。
以上がPythonでクラスオブジェクトをJSON形式にエンコード/デコードする基本的な方法です。ただし、これらの方法は基本的なものであり、より複雑なケースに対応するためには追加の処理が必要になる場合があります。具体的なコード例や詳細な説明については、各参考リンクをご覧ください。