Pythonでは、クラスを別のファイルに分けて使うことができます。これはモジュール化と呼ばれ、コードの再利用性と可読性を向上させるための重要な手法です。この記事では、Pythonでクラスを別のファイルに分けて使う具体的な方法を解説します。
別ファイルにクラスを作る
まずは、クラスを含むPythonファイルを作成します。以下に、Animal
というクラスを定義したother.py
というファイルの例を示します。
class Animal:
def __init__(self, name):
self.name = name
def get_name(self):
return self.name
このAnimal
クラスは、__init__
メソッドで名前を設定し、get_name
メソッドでその名前を取得するシンプルなクラスです。
別ファイルのクラスをインポートする
次に、このAnimal
クラスを別のPythonファイルから使う方法を見てみましょう。以下に、main.py
というファイルからother.py
のAnimal
クラスをインポートして使う例を示します。
import other
tama = other.Animal('Tama')
print(tama.get_name())
このコードを実行すると、Tama
と出力されます。import other
という行でother.py
ファイルをインポートし、other.Animal
という形でAnimal
クラスを参照しています。
from
を使ってインポートする
from
キーワードを使うと、もっと直接的にクラスをインポートすることができます。以下にその例を示します。
from other import Animal
pochi = Animal('Pochi')
print(pochi.get_name())
このコードを実行すると、Pochi
と出力されます。from other import Animal
という行で、other.py
からAnimal
クラスを直接インポートしています。
以上が、Pythonでクラスを別のファイルに分けて使う基本的な方法です。コードの構造を整理し、再利用性と可読性を向上させるために、このようなモジュール化の手法を活用してみてください。.