Pythonは多くのライブラリを持っており、その中にはキーボードを制御するためのライブラリもあります。これらのライブラリを使用すると、キーボードの入力をフックしたり、ホットキーを登録したり、キーの押下と解放をシミュレートしたりすることができます。
ホットキーと略語の追加
Pythonのkeyboard
モジュールには、add_abbreviation()
という関数があります。この関数を使用すると、一つの入力テキストを別のテキストに置き換えるホットキーを登録することができます。例えば、以下のコードは”@email”と入力した後にスペースを入力すると、”test@example.com”に置き換えます。
import keyboard
keyboard.add_abbreviation("@email", "test@example.com")
また、ホットキーが押されるたびにコールバックを呼び出すこともできます。
keyboard.add_hotkey("ctrl+alt+p", lambda: print("CTRL+ALT+P Pressed!"))
ボタンが押されているかの確認
keyboard.is_pressed()
関数を使用すると、特定のボタンが押されているかどうかを確認することができます。
print(keyboard.is_pressed('ctrl'))
ボタンの押下と解放
keyboard.send()
関数を使用すると、キーの押下をシミュレートすることができます。この関数は、指定したボタンを押下し、すぐに解放します。
keyboard.send("space")
また、複数のキーを同時に押下することも可能です。
keyboard.send("windows+d")
以上がPythonでキーボードを制御する基本的な方法です。これらの機能を組み合わせることで、より複雑なデスクトップタスクの自動化や、強化学習エージェントの構築など、さまざまな用途に利用することができます。