Pythonで数値をマッチングするための正規表現について解説します。この記事では、正の数、負の数、小数、そして指数形式の数値をマッチングする方法を学びます。
数値のマッチング
Pythonの正規表現では、\dを使用して任意の数字をマッチングすることができます。しかし、これは負の数にはマッチしません。負の数を含むすべての数をマッチングするためには、オプションのマイナス記号-を追加する必要があります。したがって、正の数と負の数の両方をマッチングするための正規表現は-?\d+となります。
小数のマッチング
小数をマッチングするためには、小数点.とその後に続く1つ以上の数字を追加する必要があります。しかし、小数点とその後の数字はオプションであるため、正規表現には非キャプチャグループ(?:\.\d+)?を追加します。したがって、小数を含む数値をマッチングするための正規表現は-?\d+(?:\.\d+)?となります。
指数形式の数値のマッチング
指数形式の数値をマッチングするためには、eまたはE、オプションのプラスまたはマイナス記号、および1つ以上の数字を追加する必要があります。これもオプションであるため、非キャプチャグループ(?:[eE][+-]?\d+)?を追加します。したがって、指数形式の数値を含む数値をマッチングするための正規表現は-?\d+(?:\.\d+)?(?:[eE][+-]?\d+)?となります。
以上がPythonでの正規表現を用いた数値のマッチングについての解説です。これらの正規表現を使用することで、Pythonの文字列から様々な形式の数値を効率的に抽出することができます。.