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Pythonで文字列の置換を高速に行う方法について説明します。特に大量のデータに対する置換処理の高速化に焦点を当てます。

replace関数とre.sub関数

Pythonには文字列の置換を行うためのreplace関数とre.sub関数があります。しかし、これらの関数を使って大量のデータを置換しようとすると、処理速度が遅くなることがあります。

正規表現のプレコンパイル

正規表現を使った置換を高速に行うための工夫として、正規表現のパターンを事前にコンパイルする方法があります。以下にそのコード例を示します。

import random
import time
import re
from tqdm import tqdm

# コンパイル済みの正規表現を受け取る
def trans_word2(text, pat):
    return pat.sub(lambda m: replace_dict[m.group()], text)

text_list = ["あいうえお、かきくけこ、さしすせそ! "] * 10000
replace_list = ["あい" + str(random.random()) for _ in range(10000)] # わざと乱数をつけて、辞書の数を多くする
replace_dict = dict([(item, "") for item in replace_list])
replace_dict["あい"] = ""

# ここでコンパイル
pat = re.compile('({})'.format('|'.join(map(re.escape, replace_dict.keys()))))

start = time.time()
replaced_list = [trans_word2(sentence, pat) for sentence in tqdm(text_list)] # tqdmで可視化用
process_time = time.time() - start
print(process_time)

このコードでは、置換する文字列のパターンを事前にコンパイルしています。そして、そのコンパイル済みのパターンを使って置換処理を行います。この方法により、置換処理の速度が大幅に向上します。

以上がPythonで文字列の置換を高速に行う方法についての説明です。大量のデータを扱う場合には、このような工夫が必要となります。

投稿者 admin

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