Pythonでは、数値の大小を比較するために、いくつかの比較演算子を使用します。これらの演算子は、if文やwhile文などの条件文でよく使われます。
大小比較の基本
Pythonで最も基本的な比較演算子は以下の通りです。
>
(大なり): 左のオペランドが右のオペランドより大きい場合にTrueを返します。<
(小なり): 左のオペランドが右のオペランドより小さい場合にTrueを返します。
例えば、次のように使用します。
a = 3
b = 2
if a > b:
print("aはbより大きい")
このコードでは、a > b
の評価結果がTrueなので、”aはbより大きい”と出力されます。
範囲指定の比較
Pythonでは、一つの比較演算子だけでなく、複数の比較演算子を組み合わせて一つの条件を表現することも可能です。例えば、ある数値が特定の範囲に含まれるかどうかを判定する場合などに便利です。
mile = 1500
if mile < 300:
mileInfo['miles'] = 1
elif 300 <= mile < 2000:
mileInfo['miles'] = 2
elif 2000 <= mile < 5000:
mileInfo['miles'] = 3
else:
mileInfo['miles'] = 4
このコードでは、mile
の値が300未満、300以上2000未満、2000以上5000未満、5000以上のいずれの範囲に含まれるかによって、mileInfo['miles']
に異なる値を設定しています。
このように、Pythonの比較演算子を使うと、様々な条件を柔軟に表現することができます。これらの演算子を理解し、適切に使いこなすことで、Pythonプログラミングの幅が広がります。