Pythonでは、データ型を使用して特定の種類のデータを分類し、その型に指定することができる値と、その型に対して実行できる操作を決定します。プログラミングするときは、さまざまな方法で値を操作するために、値を型間で変換する必要がある場合があります。
数値型の変換
Pythonには、整数型および浮動小数点数型の2つの数値データ型があります。Pythonには、整数を浮動小数点数に、浮動小数点数を整数に簡単に変換できる組み込み関数があります。
整数を浮動小数点数に変換
Pythonの float()
関数は、整数を浮動小数点数に変換します。この関数を使用するには、括弧内に整数を入力します。
float(57) # この場合、57は57.0に変換されます。
浮動小数点数を整数に変換
Pythonには、浮動小数点数を整数に変換するための int()
組み込み関数もあります。int()
関数は float()
関数と同様に機能します。
int(390.8) # この場合、390.8は390に変換されます。
文字列を使用した変換
文字列は、1つ以上の文字(文字、数字、記号)のシーケンスです。文字列を数値、または数値を文字列に変換する必要がある場合がよくあります。
数値を文字列に変換
str()
関数を使用して、数値を文字列に変換できます。数字または変数を関数の括弧内に渡し、その数値が文字列に変換されます。
str(12) # 数値12を囲む引用符は、数値が整数ではなく、文字列になったことを示します。
文字列を数値に変換
int()
および float()
関数を使用して、文字列を数値に変換することができます。
int("123") # 文字列"123"は整数123に変換されます。
float("123.45") # 文字列"123.45"は浮動小数点数123.45に変換されます。
以上がPythonでの主な型変換の方法です。これらの知識を持っていれば、Pythonでのプログラミングがより柔軟になります。