Pythonでユーザー入力を検証する方法について説明します。この記事では、整数と文字列の入力を検証する例を示します。
整数の入力検証
Pythonでは、while
ループとtry-except
ブロックを組み合わせることで、ユーザーからの入力が有効な値であるかを検証することができます。以下に、1から10までの整数を入力として受け取る例を示します。
num = 0
while True:
try:
num = int(input("Enter an integer 1-10: "))
except ValueError:
print("Please enter a valid integer 1-10")
continue
if num >= 1 and num <= 10:
print(f'You entered: {num}')
break
else:
print('The integer must be in the range 1-10')
このコードでは、try
ブロック内でValueError
が発生した場合(つまり、ユーザーが整数以外の値を入力した場合)、エラーメッセージを表示して入力を再度求めます。ユーザーが1から10までの整数を入力した場合、その値が表示されてループから抜け出します。
文字列の入力検証
文字列の入力検証も同様に、while
ループと条件分岐を使用して行うことができます。以下に、長さが5以上の文字列をパスワードとして受け取る例を示します。
password = ''
while True:
password = input('Enter your password: ')
if len(password) < 5:
print('Password too short')
continue
else:
print(f'You entered {password}')
break
このコードでは、ユーザーが入力したパスワードの長さが5未満の場合、エラーメッセージを表示して入力を再度求めます。ユーザーが長さ5以上の文字列を入力した場合、その値が表示されてループから抜け出します。
以上、Pythonでの入力検証の基本的な方法について説明しました。これらのテクニックを活用して、ユーザーからの入力を適切に検証し、プログラムの安全性と信頼性を高めることができます。