Pythonでコードを書いていると、import
文でinvalid syntax
エラーが発生することがあります。この記事では、その原因と解決方法について詳しく説明します。
invalid syntaxエラーとは?
invalid syntax
エラーは、コードの書き方、構文が間違っているというエラーです。Pythonはシンプルな言語である一方、気づかないところで構文エラーが起こることがしばしば見受けられます。
invalid syntaxエラーが起きる原因
invalid syntax
エラーの原因は些細なことで発生するエラーです。以下によくある原因を挙げます。
- カッコの数が合わない
- 全角スペースがある
- for文, if文, 関数などで「:」を書き忘れている
invalid syntaxへの対処方法
カッコの数が合わない場合への対処方法
カッコが不足しているコードの場合、SyntaxError: invalid syntax
というエラーが発生します。対応方法としては、print
文の ()
のうち、最後の)
を追記していただくと良いです。
# エラーが発生するコード
print("Hello,"
# エラーが解消するコード
print("Hello,")
全角スペースがある場合への対処方法
全角スペースがある場合のコードでは、SyntaxError: invalid character in identifier
というエラーが発生します。全角スペースを削除するとエラーが解消します。
# エラーが発生するコード
print("Hello," )
# エラーが解消するコード
print("Hello,")
for文, if文, 関数などで「:」を書き忘れている場合への対処方法
for
文の最後に:
を書き忘れているので、SyntaxError: invalid syntax
というエラーが発生します。:
を追加するとエラーが解消します。
# エラーが発生するコード
for i in range(11)
print(i)
# エラーが解消するコード
for i in range(11):
print(i)
まとめ
invalid syntax
とは、構文が間違っているというエラーでした。このエラーはちょっとした書き間違いによって発生するエラーですが、常に正しい記法を意識して書くだけでもなくすことができます。初学者の方は、ネットに掲載されたサンプルコードをコピーして貼り付けることがあると思います。本文中にベタ打ちされたコードをコピーした場合は、記事に合わせて記号が全角に変えられているなど構文が崩れていることが多いです。構文が崩れている場合は、Pythonの構文に合わせて1から正確に手打ちすることで、Pythonの構文を理解できるのでエラー対策にもつながります。