Pythonでは、標準ライブラリの一部としてuuid
モジュールが提供されています。このモジュールを使用すると、UUID(Universally Unique Identifier)を簡単に生成することができます。
UUIDとは
UUID(Universally Unique Identifier)とは、世界で同じ値を持つことがない一意な識別子です。
UUIDのバージョン
Pythonのuuid
モジュールでは、以下の4つのバージョンのUUIDを生成することができます。
- バージョン1: 時刻とMACアドレスを利用したUUIDです。
- バージョン3: ドメイン名など何かしら一意な文字(バイト列)を用いたUUIDで、MD5ハッシュからUUIDを生成します。
- バージョン4: 乱数により生成されるUUIDです。
- バージョン5: ドメイン名など何かしら一意な文字(バイト列)を用いたUUIDで、SHA-1ハッシュからUUIDを生成します。
UUIDの生成方法
以下に、各バージョンのUUIDの生成方法を示します。
import uuid
# バージョン1
uuid1 = uuid.uuid1()
print(uuid1)
# バージョン3
uuid3 = uuid.uuid3(uuid.NAMESPACE_URL, 'www.google.com')
print(uuid3)
# バージョン4
uuid4 = uuid.uuid4()
print(uuid4)
# バージョン5
uuid5 = uuid.uuid5(uuid.NAMESPACE_URL, 'www.google.com')
print(uuid5)
以上がPythonでUUIDを生成する方法になります。UUIDは一意性が保証されているため、データベースの主キーや一時的なセッションIDなど、さまざまな場面で利用することができます。.