Pythonで例外が発生した場合にプログラムを終了させる方法について解説します。具体的には、try/except
ブロック内で例外が発生したときにどのようにプログラムを終了させるかについて説明します。
sys.exitを使用する
Pythonでは、sys.exit()
関数を使用してプログラムを終了することができます。この関数は、引数として終了ステータスコードを受け取ります。成功時には0、エラー時には1を返すのが一般的です。
import sys
try:
# 何かの処理
except Exception as e:
print(f"エラーが発生しました: {e}", file=sys.stderr)
sys.exit(1)
上記のコードでは、try
ブロック内で例外が発生した場合、その例外をキャッチしてエラーメッセージを出力した後、sys.exit(1)
を呼び出してプログラムを終了しています。
例外を再度送出する
もう一つの方法として、raise
を使用して例外を再度送出することも可能です。これにより、例外が発生した場合にプログラムを終了させることができます。
try:
# 何かの処理
except Exception as e:
print(f"エラーが発生しました: {e}")
raise
このコードでは、try
ブロック内で例外が発生した場合、その例外をキャッチしてエラーメッセージを出力した後、raise
を呼び出して例外を再度送出しています。これにより、プログラムは終了します。
以上、Pythonでtry/except
ブロック内からプログラムを終了する方法について解説しました。これらの方法を適切に使用することで、例外が発生した場合のプログラムの挙動を制御することができます。