Pythonのquantize
関数は、decimal
モジュールに含まれる関数で、少数や整数を任意の桁数で四捨五入・偶数の丸めの処理を行うことができます。
quantize関数の基本的な使い方
quantize
関数は以下のように使用します。
from decimal import Decimal, ROUND_HALF_UP, ROUND_HALF_EVEN
# データの用意
data1 = 0.553
data2 = 0.456
# 四捨五入:ROUND_HALF_UP
print(data1, '>>', Decimal(str(data1)).quantize(Decimal('0'), rounding=ROUND_HALF_UP))
print(data2, '>>', Decimal(str(data2)).quantize(Decimal('0'), rounding=ROUND_HALF_UP))
# 偶数の丸め:ROUND_HALF_EVEN
print(data1, '>>', Decimal(str(data1)).quantize(Decimal('0'), rounding=ROUND_HALF_EVEN))
print(data2, '>>', Decimal(str(data2)).quantize(Decimal('0'), rounding=ROUND_HALF_EVEN))
このコードでは、Decimal
関数とROUND_HALF_UP
、ROUND_HALF_EVEN
などの定義を読み込んでいます。そして、小数のデータを用意し、任意の桁数を指定して、用意したデータに四捨五入や偶数の丸めの処理を行っています。
まとめ
Pythonのquantize
関数は、少数や整数を任意の桁数で四捨五入・偶数の丸めの処理を行うことができます。この関数はPython標準ライブラリのdecimal
モジュールに含まれており、その使い方を理解することで、より精度の高い数値計算を行うことが可能になります。