PythonでQRCファイルをインポートする方法について説明します。QRCファイルは、アプリケーションにバイナリファイルを保存するためのQtリソースシステムの一部です。これらのファイルはアプリケーションに埋め込まれ、QFileクラスやQIcon、QPixmapクラスのコンストラクタなどで使用できます。
まず、リソースに関する情報を.qrcファイルに追加します。次に、pyside6-rcc
ツールを使用して、リソースに関するバイナリ情報を含むPythonクラスを生成します。このためには、以下のコマンドを実行します。
pyside6-rcc icons.qrc -o rc_icons.py
このコマンドでは、-o
オプションを使用して出力ファイル名を指定します。生成されたファイルを使用するには、メインのPythonファイルの先頭に以下のインポートを追加します。
import rc_icons
これで、新しいアイコンがアプリケーションのテーマによって提供されるデフォルトのものの代わりに使用されるようになります。具体的なコードの変更については、以下の例をご覧ください。
from PySide6.QtGui import QIcon, QKeySequence, QPixmap
playIcon = QIcon(QPixmap(":/icons/play.png"))
previousIcon = QIcon(QPixmap(":/icons/previous.png"))
pauseIcon = QIcon(QPixmap(":/icons/pause.png"))
nextIcon = QIcon(QPixmap(":/icons/forward.png"))
stopIcon = QIcon(QPixmap(":/icons/stop.png"))
以上がPythonでQRCファイルをインポートする方法になります。この情報が役立つことを願っています。