Pythonでは、print()
関数を使って文字列や数値を出力することができます。この関数は非常に便利で、Pythonのプログラミングに欠かせないものとなっています。print()
関数は、様々な場面で利用され、画面にメッセージを表示するだけでなく、記述したプログラムが正常に動作するか確認する際に、print()
で変数などに格納された値を画面に出力し、正しく想定された値が格納されているかを確認するのにも利用します。
改行の制御
print()
関数の基本的な使い方は以下の通りです。
print(出力するデータ, sep = "", end = "\n", file=ファイルオブジェクト, flush=False)
ここで、end
パラメータは出力の末尾に追加する文字を指定します。何も指定しなければ、改行コード\n
が末尾に出力されます。したがって、print()
関数を使って何かを出力すると、デフォルトではその後に改行が入ります。
しかし、改行せずに出力したい場合や、出力の末尾に特定の文字を追加したい場合はどうすればよいでしょうか?そのような場合には、end
パラメータを使って末尾に追加する文字を指定します。
例えば、次のようにend
パラメータに空文字列を指定すると、出力の末尾に何も追加されず、したがって改行も入りません。
print("Hello", end="")
print(123)
このコードを実行すると、"Hello"
と123
が同じ行に出力されます。
文中での改行
また、print()
関数の引数に指定した文字列の中で改行したい場合は、\n
を使います。\n
は改行コードで、これを文字列の中に入れると、その位置で改行します。
例えば、次のようにprint()
関数の引数に\n
を含む文字列を指定すると、\n
の位置で改行します。
print("Hello\nWorld!")
このコードを実行すると、"Hello"
と"World!"
が別々の行に出力されます。
以上が、Pythonのprint()
関数を使って改行を制御する基本的な方法です。これらの知識を使って、Pythonのprint()
関数をより効果的に使いこなしてみてください。