PythonのデータビジュアライゼーションライブラリであるMatplotlibを使って、グラフのフォントサイズを変更する方法について説明します。
フォントサイズの変更方法
Matplotlibでは、グラフの各要素のフォントサイズを変更することが可能です。具体的には、以下の2つの方法があります。
方法1: 各要素ごとにフォントサイズを指定する
各グラフ要素はキーワード引数fontsize
に数値を与えることで、その数値の文字サイズになります。ただし、目盛りの文字サイズの場合は、plt.tick_params(labelsize=18)
と指定します。
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
x = np.arange(0, 10, 0.1)
s = np.sin(x)
c = np.cos(x)
plt.plot(x, s, "r", label="sin")
plt.plot(x, c, "k", label="cos")
plt.title("Title", fontsize=18)
plt.xlabel("xlabel", fontsize=18)
plt.ylabel("ylabel", fontsize=18)
plt.legend(fontsize=18)
plt.tick_params(labelsize=18)
plt.savefig("output.png")
方法2: 一括でフォントサイズを指定する
plt.rcParams["font.size"] = 18
で、全てのグラフ要素の文字サイズを一括で変更することができます。
plt.rcParams["font.size"] = 18
注意点
グラフの各要素の文字サイズを大きくした結果、グラフの一部が出力画像からはみ出てしまうことがあります。その場合、plt.tight_layout()
を加えることで、グラフの位置やサイズが自動で調整されて、出力画像からのはみ出しを抑えることができます。
plt.rcParams["font.size"] = 18
plt.tight_layout()
以上がPythonのMatplotlibを使って、グラフのフォントサイズを変更する方法になります。これらの方法を活用して、自分のニーズに合ったグラフを作成してみてください。.