PythonをAnaconda環境で使っている場合、パッケージをインストールするためには通常、conda install <パッケージ名>
を実行します。しかし、インストールしたいパッケージがPyPIにしか存在しない場合、pip install <パッケージ名>
を使う必要があります。
しかし、そのままpip install <パッケージ名>
を実行すると、デフォルトの環境にインストールされてしまい、Anaconda環境で使うことができません。そこで、以下の手順を踏むことで、Anaconda環境にpipでパッケージをインストールすることが可能です。
- Anaconda環境を確認する:
conda info -e
- Anaconda環境をactivateする:
source activate <インストールしたいAnaconda環境>
(Windowsでは、activate <インストールしたいAnaconda環境>
) - pipでパッケージをインストールする:
pip install <パッケージ名>
以上の手順により、選択したAnaconda環境にパッケージをインストールすることができます。
なお、Anaconda環境でpipを使う場合、依存関係の管理に不具合が発生する可能性があるため、注意が必要です。具体的には、Anaconda cloudとPyPIの両方で公開されているパッケージをpipを使ってインストールした場合などに、問題になるケースがあります。このため、Anaconda環境では、pipではなく、condaコマンドを使うようにしてください。
以上が、Anaconda環境でpipを使ってPythonパッケージをインストールする方法についての解説です。これを参考に、Pythonのパッケージ管理をより効率的に行ってください。.