TypeScriptを使用しているプロジェクトで正しいバージョンを確認することは、プロジェクトの安定性と互換性を確保するために重要です。また、Yarnを使ってパッケージの管理を行うことも一般的です。この記事では、TypeScriptのバージョン確認とYarnの基本的な使い方について解説します。
TypeScript バージョン確認
方法 1: コマンドラインから確認
TypeScriptのバージョンは、プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行することで確認できます。
tsc -v
このコマンドは、TypeScript Compiler(tsc)のバージョン情報を表示します。
方法 2: プロジェクトの package.json を確認
プロジェクトのルートディレクトリにある package.json
ファイルも、使用中のTypeScriptバージョンを確認するための手段となります。devDependencies
セクションにある typescript
エントリが、現在のTypeScriptバージョンを示しています。
"devDependencies": {
"typescript": "^4.5.2",
// 他の依存関係...
}
ここでは、バージョン番号は4.5.2ですが、実際のプロジェクトによって異なります。
Yarn の使い方
Yarnは、JavaScriptおよびTypeScriptプロジェクトでの依存関係の管理に広く使用されています。以下は、基本的なYarnコマンドの一覧です。
1. パッケージのインストール
yarn install
2. パッケージの追加
yarn add パッケージ名
3. パッケージの削除
yarn remove パッケージ名
4. パッケージのバージョンアップデート
yarn upgrade パッケージ名
これらの基本的なコマンドを使って、プロジェクトの依存関係を管理できます。Yarnは、高速でセキュアな依存関係の解決を提供し、プロジェクトの開発をスムーズに進めるのに役立ちます。
以上で、TypeScriptのバージョン確認とYarnの基本的な使い方についての解説が終わります。プロジェクトの要件に合わせて、適切なバージョンのTypeScriptを使用し、Yarnを活用して依存関係を効果的に管理しましょう。