TypeScriptでAxiosを使用してAPIにリクエストを送信する際、エラーが発生することがあります。これは一般的に、型の不一致、ネットワークの問題、またはサーバーからのエラーレスポンスが原因です。以下は、これらのエラーのデバッグと解決方法のガイドです。
1. 型の不一致エラー
TypeScriptでは、厳密な型チェックが行われるため、Axiosのリクエストやレスポンスで型の不一致が発生することがあります。これを解決するには、適切な型定義を使用するか、型アサーションを行います。
// 例: レスポンスの型を指定する
interface ApiResponse {
data: any;
status: number;
}
axios.get<ApiResponse>('/api/data')
.then(response => {
console.log(response.data);
})
.catch(error => {
console.error(error);
});
2. ネットワークエラー
ネットワークエラーは、APIに到達できない場合やタイムアウトが発生した場合に発生します。これを解決するには、ネットワーク接続を確認し、適切なエラーハンドリングを追加します。
axios.get('/api/data')
.then(response => {
console.log(response.data);
})
.catch(error => {
if (error.response) {
// サーバーからのエラーレスポンス
console.error(error.response.data);
console.error(error.response.status);
} else if (error.request) {
// リクエストが作成されたがサーバーからの応答がない場合
console.error('No response received');
} else {
// リクエストの作成中にエラーが発生した場合
console.error('Error creating request:', error.message);
}
});
3. サーバーサイドエラー
サーバーからのエラーレスポンスは、error.response
から取得できます。これにはサーバーが返すステータスコードやエラーメッセージが含まれています。
axios.get('/api/data')
.then(response => {
console.log(response.data);
})
.catch(error => {
if (error.response) {
console.error('Server error:', error.response.status, error.response.data);
} else {
console.error('Error:', error.message);
}
});
これらのガイドラインに従うことで、TypeScriptでAxiosを使用する際のエラーのデバッグと解決がスムーズに行えます。