カスタム例外とは
Javaでは、標準的な例外クラス(Exceptionクラスやその派生クラス)を使用して例外を処理することが一般的です。しかし、時には独自の例外を作成して、アプリケーション固有のエラーや警告を処理したい場合があります。この記事では、Javaでカスタム例外を作成し、それをどのように使用するかについて説明します。
カスタム例外の作成
カスタム例外を作成するには、通常、Exceptionクラスまたはそのサブクラスを拡張します。以下は、簡単なカスタム例外の作成例です。
public class CustomException extends Exception {
public CustomException(String message) {
super(message);
}
}
上記の例では、CustomExceptionはExceptionクラスを拡張し、コンストラクタでエラーメッセージを受け取ります。
カスタム例外の使用
作成したカスタム例外を使用するには、通常の例外と同様にtry-catchブロックを使用します。以下は、カスタム例外を使用する例です。
public class Example {
public static void main(String[] args) {
try {
// 何らかの処理
throw new CustomException("これはカスタム例外です。");
} catch (CustomException e) {
System.out.println("カスタム例外が発生しました: " + e.getMessage());
}
}
}
この例では、tryブロック内で意図的にCustomExceptionをスローし、catchブロックでその例外を捕捉して処理しています。
カスタム例外を使用することで、アプリケーション独自のエラーや状況に対応する柔軟性が向上します。例外処理はプログラムの信頼性を高め、デバッグを容易にするため、適切に使用することが重要です。