Visual Studio Code (VS Code)は、Microsoftが開発したフリーのソースコードエディタです。Pythonのコードをオンラインで実行するための実験的なサポートが提供されています。
Python for the Web拡張機能
VS Codeの「Python for the Web」拡張機能を使用すると、Web上でPythonコードを実行することができます。この拡張機能は、PythonのWASMベースの実装に基づいています。
必要な条件
- GitHub Repositories拡張機能のインストール
- GitHubへの認証
- クロスオリジン分離をサポートするブラウザの使用
- VS Code for the Webのインサイダーバージョンの使用
- ソースコードは、ローカルファイルシステムまたはGitHub Repositories拡張機能を通じてアクセスされるGitHubリポジトリにホストされている必要があります
Pythonコードの実行
VS Code for the Webを起動する際に、URLの末尾に次のクエリパラメータを追加する必要があります: ?vscode-coi=
。
REPLの起動
拡張機能には統合Python REPLが付属しています。これを有効にするには、Python WASM: Start REPL
コマンドを実行します。
デバッグ
Web上のPythonファイルのデバッグをサポートしており、VS Code Desktopのデバッグと同じUIを使用します。現在サポートされている機能は以下の通りです:
- ブレークポイントの設定
- 関数の中に入る/出る
- モジュール間でデバッグ
- デバッグコンソールで変数を評価
- 統合ターミナルでプログラムをデバッグ
制限事項
Web上でのPythonサポートは、ローカルマシン上でソースコードを実行するときに利用可能なすべての機能を提供しているわけではありません。Pythonインタープリタの主な制限事項は以下の通りです:
- ソケットのサポートがない
- スレッドのサポートがない。その結果、非同期サポートがない
- pipのサポートがない
- ネイティブPythonモジュールのサポートがない
以上がVS CodeでPythonをオンラインで実行する方法についての概要です。詳細な情報や最新の更新については、公式のVS Codeドキュメンテーションをご覧ください。.