VBAからPythonの関数を呼び出す方法について説明します。この記事では、PythonとExcelの間でデータをやり取りするための一般的な手法を紹介します。
VBAからPythonを呼び出す
VBAからPythonスクリプトを呼び出す基本的な方法は、VBAのShell
関数を使用することです。以下にその基本的なコードを示します。
RetVal = Shell("<full path to python.exe> " & "<full path to your python script>")
このコードでは、Pythonの実行可能ファイルへのフルパスとPythonスクリプトへのフルパスを指定します。ただし、この方法ではPythonスクリプトが他のファイルを呼び出す場合、エラーが発生する可能性があります。
xlwingsを使用した方法
PythonでExcelを操作するためのライブラリであるxlwingsを使用すると、VBAからPythonを呼び出すことが可能です。以下にその基本的なコードを示します。
# Python側
import xlwings as xw
def main():
wb = xw.Book.caller()
ws = wb.sheets('Sheet1')
for i in range(2, 6):
ws.range('B' + str(i)).value = i
' VBA側
Sub RunPython()
RunPythonWithXlWings "main"
End Sub
このコードでは、Python側でxlwingsを使用してExcelブックとシートにアクセスし、VBA側でPythonのmain
関数を呼び出しています。
以上がVBAからPython関数を呼び出す基本的な方法です。これらの方法を使用することで、VBAとPythonの間でデータのやり取りが可能となります。