この記事では、Windows上でPythonの環境を構築する方法について説明します。具体的には、Pythonのバージョン管理ツールであるpyenv
と、Pythonの仮想環境を作成するためのモジュールvenv
を使用します。
pyenvとは
pyenv
はPythonのバージョン管理ツールで、複数のバージョンのPythonを簡単に切り替えることができます。以下にpyenv
でできることをまとめておきます。
- ユーザーごとにglobalのPythonのバージョンを変更できる。
- プロジェクトごとにPythonのバージョンを設定できる。
- 環境変数にPythonのバージョンを上書きできる。
- 複数のバージョンのPythonから一度にコマンドを検索できる。
venvとは
venv
モジュールを使用することでシステムのsiteディレクトリと切り離された独自のsiteディレクトリをもつ、軽量な「仮想環境」を作ることができます。プロジェクトごとに違うバージョンのライブラリを使いたいとき、ありますよね!仮想環境を作成することで、プロジェクトごとにライブラリをインストールすることができます。
環境構築の手順
- まず、
pyenv
をインストールします。 - 次に、
pyenv
で使用するPythonのバージョンを指定します。 venv
で仮想環境を作成します。
以上で、指定したPythonのバージョンが使用できる仮想環境の作成はおしまいです。あとはいつも通りpip install
で使いたいライブラリをインストールして、ご自身のカスタム環境を作成してください!