VSCodeでPythonのLintを保存時に自動実行する設定方法について説明します。この設定により、コードの品質を一貫して維持することができます。
1. Lintツールの選択
VSCodeのマーケットプレイスから選択したLintツールの拡張機能を検索します。複数のLintツールを同時に使用することも可能です。MicrosoftはPython用の以下のLint拡張機能を公開しています。
- Pylint
- flake8
- mypy
また、コミュニティによって提供されるLint拡張機能もあります。
- Ruff
- mypy
2. Lint設定の有効化
Lintツールがインストールされていれば、デフォルトで有効になっています。ワークスペースごとに拡張機能を無効にすることでLintを無効にすることも可能です。
3. Lintの実行
Pythonファイルが開かれたり保存されたりすると、Lintが自動的に実行されます。エラーや警告は、開いているファイルの問題パネル(⇧⌘M (Windows, Linux Ctrl+Shift+M))で表示され、コードエディタでも強調表示されます。
4. 保存時の自動フォーマット設定
VSCodeの設定で、保存時に自動的にコードをフォーマットするように設定することも可能です。以下の設定をユーザーのsettings.jsonファイルに追加することで、コードの保存時にフォーマットを有効にすることができます。
"[python]": {
"editor.formatOnSave": true
}
これらの設定により、VSCodeでPythonのLintを保存時に自動実行する環境を整えることができます。これにより、コードの品質を一貫して維持し、開発効率を向上させることができます。