PythonをWindowsにインストールする際、インストーラーの最後に「Disable path length limit」のオプションが表示されます。このオプションは、Windows10から導入されたファイルパスの最大長制限(260文字)を解除するためのものです。
パス長制限を解除するメリットとデメリット
パス長制限を解除することで、260文字を超える長いファイルパスを扱うことが可能になります。しかし、一般的にはこのような長いファイルパスを扱う機会は少ないでしょう。
一方で、パスが通っていると混同する場合もあるため、必ずしもこのオプションを有効にする必要はありません。特に、Pythonコマンドを利用する場合や、複数のPythonバージョンを切り替えて使用する場合には注意が必要です。
パス長制限解除の設定方法
Pythonのインストール後にパス長制限を解除したい場合、以下の手順で設定できます。
- レジストリエディタ(Regedit)を開きます。
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem
に移動します。LongPathsEnabled
の値を1に設定します。
以上の手順で、Pythonのパス長制限を解除することができます。
まとめ
Pythonのインストール時に表示される「Disable path length limit」のオプションは、Windowsのファイルパスの最大長制限を解除するためのものです。このオプションを有効にするかどうかは、個々の使用状況や要件によります。必要に応じて適切な設定を行いましょう。