Pythonの非同期処理について理解するためには、まずasync
とawait
のキーワードを理解することが重要です。
asyncとawaitの基本
Pythonの非同期処理では、async
とawait
のキーワードが中心的な役割を果たします。これらのキーワードを使用することで、時間のかかる処理を効率的に管理することができます。
async def do_work_async(arg1, arg2, arg3):
value_1 = await async_lib.do_something(arg1)
value_2 = await async_lib.do_something_else(arg2, arg3)
return value_1 + value_2
上記のコードでは、do_work_async
関数が非同期で実行され、その中でasync_lib.do_something
とasync_lib.do_something_else
の2つの非同期処理が順番に実行されます。
asyncio.wait()とasyncio.wait_for()
asyncio.wait()
関数は、複数の非同期処理を一度に実行し、指定した条件が満たされるまでブロックします。一方、asyncio.wait_for()
関数は、指定したタイムアウトまで非同期タスクやコルーチンの完了を待つことができます。
これらの関数を使用することで、非同期処理の管理をより柔軟に行うことができます。
まとめ
Pythonの非同期処理は、async
とawait
のキーワードを中心に構築されています。これらのキーワードを理解し、適切に使用することで、時間のかかる処理を効率的に管理することができます。また、asyncio.wait()
やasyncio.wait_for()
などの関数を使用することで、非同期処理の管理をより柔軟に行うことができます。