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Pythonの非同期処理について理解するためには、まずasyncawaitの概念を理解することが重要です。

asyncとawaitの基本

Pythonで時間のかかる計算を実行し、その結果を得たいと思った時、通常はその処理を関数にまとめ、その関数を実行した時の返り値として得ることになります。これを同期処理といいます。

一方、同期処理とは異なる概念として非同期処理というものがあります。これは、Futureというオブジェクトを介して、計算を要求する処理 (receiver)と実際の計算を行う処理 (sender)の間で以下のようなやり取りを行います。

  1. (receiver) Futureオブジェクトを生成する。
  2. (receiver) 何らかの手段を用いてreceiverを実行する。
  3. (sender) 時間のかかる計算を行い、計算結果を、receiverが生成したFutureオブジェクトに書き込む.

asyncとawaitの使用例

以下に、非同期処理の一例を示します。

import asyncio
import time

def f(future):
    time.sleep(5)  # 時間のかかる処理
    future.set_result("hello")

loop = asyncio.get_event_loop()
future = asyncio.futures.Future()
loop.call_soon(f, future)
res = loop.run_until_complete(future)
print(res)

このコードを実行すると、5秒待った後に「hello」と表示されます。

まとめ

Pythonの非同期処理は、asyncawaitを理解することで、より効率的なプログラムを書くことが可能になります。これらのキーワードを使いこなすことで、Pythonのパワフルな非同期処理の世界を体験することができます。

投稿者 admin

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