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Pythonの内包表記と代入式は、コードを簡潔に書くための強力なツールです。

Pythonの内包表記

Pythonの内包表記(Comprehension)は、リスト(list)、辞書(dictionary)、集合(set)などのデータ構造を生成するのに特に便利です。例えば、リスト内包表記を使用して、1から10までの整数の平方のリストを作成できます。

squares = [x**2 for x in range(1, 11)]
print(squares)  # 出力: [1, 4, 9, 16, 25, 36, 49, 64, 81, 100]

また、条件を追加して特定の要素だけを新しいリストに含めることも可能です。以下の例では、1から10までの整数の中から偶数だけの平方をリストにします。

squares_of_evens = [x**2 for x in range(1, 11) if x % 2 == 0]
print(squares_of_evens)  # 出力: [4, 16, 36, 64, 100]

Pythonの代入式

Python3.8から導入された代入式(Assignment Expressions)は、今まで代入文が使えなかった「式の中で変数への代入」を行いたい場合があるからです。例えば、ある文字列の中から正規表現のパターンに合致する部分文字列を取得するコードを考えてみます。

result = match.group(1) if (match := re.match(pattern, data)) else None

このように、内包表記と代入式はPythonでコードを簡潔に書くための強力なツールです。しかし、内包表記が非常に複雑になったり、読みにくくなったりする場合、通常のループを使用した方が良い場合もあります。基本的には、コードの可読性と保守性を優先するべきです。

投稿者 admin

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