Pythonでエラーを処理するための主な方法は、try
とexcept
を使用することです。Pythonで生じるエラーは主に二つに大別されます。それは、構文エラー(syntax error)と例外(exception)です。
構文エラー
これは、プログラムを実行する前から誤っていると判断できる際に起こります。例えば、識別子(identifier)の規則を満たしていない変数名を使ったり、インデントがおかしかったり、とにかく文法がおかしい時に生じるエラーのことです。
# 構文エラーの例
a = [1, 2, 3]
print(a[3]) # SyntaxError: invalid syntax
例外
これはプログラムを実行中にコンピュータが(インタプリタが?)「こいつは処理できないぞ?」と判断した際に生じるエラーです。
# 例外の例
a = [1, 2, 3]
print(a[3]) # IndexError: list index out of range
例外を捕捉する
プログラムを実行した時に、例外が発生しても処理を続けたい場合があります。その際はお馴染みのtry
とexcept
を使います。
# 例外処理によってZeroDivisionErrorが出てもプログラムが止まらないようにする
a = 1
b = 0
try:
print(a/b)
except ZeroDivisionError:
print('0で割っちゃダメでしよ? ZeroDivisionErrorがでたでし')
finally:
print('割り算はむずかちぃでし')
複数の例外を捕捉する
except
には、次のようにタプルで複数の例外を捕捉できるよう指定できます。
try:
a = int(input('a = '))
b = int(input('b = '))
print(a/b)
except (ValueError, ZeroDivisionError):
print('ValueErrorかZeroDivisionErrorが起こっているでし')
以上がPythonの例外処理についての基本的な情報です。詳細な情報や更なる例は、公式ドキュメントや他のリソースを参照してください。