Pythonのlogging
モジュールは、アプリケーションのデバッグやエラートラッキングに非常に役立つツールです。この記事では、Pythonのログフォーマットの基本的な使い方とカスタマイズ方法について説明します。
ログフォーマットの基本
Pythonのlogging
モジュールでは、ログメッセージのフォーマットをカスタマイズすることができます。以下に基本的な例を示します。
import logging
# ログの設定
logging.basicConfig(level=logging.DEBUG, format='%(asctime)s - %(levelname)s - %(message)s')
このコードでは、basicConfig
関数を使用してログのレベルとフォーマットを設定しています。フォーマット文字列では、%(asctime)s
、%(levelname)s
、%(message)s
などのプレースホルダーを使用して、ログメッセージの各部分をカスタマイズできます。
フォーマットのカスタマイズ
ログフォーマットをさらにカスタマイズするためには、Formatter
クラスを使用します。以下に例を示します。
import logging
from pathlib import Path
# create auxiliary variables
loggerName = Path(__file__).stem
# create logging formatter
logFormatter = logging.Formatter(fmt=' %(name)s :: %(levelname)s :: %(message)s')
このコードでは、Formatter
クラスのインスタンスを作成し、そのfmt
パラメータにカスタムフォーマット文字列を指定しています。
まとめ
Pythonのlogging
モジュールは、ログメッセージのフォーマットをカスタマイズするための強力な機能を提供しています。これにより、アプリケーションのログをより読みやすく、有用なものにすることができます。この記事が、Pythonのログフォーマットの基本とカスタマイズ方法の理解に役立つことを願っています。