Pythonのロギングハンドラについて

Pythonのloggingモジュールは、アプリケーションのデバッグや情報の収集に非常に役立つツールです。このモジュールは、ログメッセージを生成し、それらを適切な出力チャネルに送信するためのハンドラを提供します。

StreamHandler

StreamHandlerクラスは、ログ出力をsys.stdout、sys.stderr、または任意のファイルライクオブジェクト（具体的には、write()とflush()メソッドをサポートする任意のオブジェクト）に送信します。

import logging

# StreamHandlerのインスタンスを作成
handler = logging.StreamHandler()

# ロガーにハンドラを追加
logger = logging.getLogger(__name__)
logger.addHandler(handler)

# ログメッセージを出力
logger.info("This is an info message.")

FileHandler

FileHandlerクラスは、ログ出力をディスクファイルに送信します。このクラスはStreamHandlerから出力機能を継承しています。

import logging

# FileHandlerのインスタンスを作成
handler = logging.FileHandler('app.log')

# ロガーにハンドラを追加
logger = logging.getLogger(__name__)
logger.addHandler(handler)

# ログメッセージを出力
logger.info("This is an info message.")

HTTPHandler

HTTPHandlerクラスは、ログメッセージをWebサーバーに送信するためのもので、GETまたはPOSTのセマンティクスを使用します。

これらのハンドラを適切に使用することで、Pythonアプリケーションのログ管理を効果的に行うことができます。詳細な情報や使用例については、Pythonの公式ドキュメンテーションを参照してください。