Pythonのロギングシステムは、アプリケーションやライブラリのための柔軟なエラーログ記録 (logging) システムを実装するための関数やクラスを定義しています。すべてのPythonモジュールがログ記録に参加できることであり、これによってあなたが書くアプリケーションのログにサードパーティーのモジュールが出力するメッセージを含ませることができます。
import logging
logging.warning('Watch out!')
上記のコードは最も単純な例で、WARNING:root:Watch out!
というメッセージを出力します。
ロギングにはログレベルが設定でき、setLevel
によりどのログレベルまで表示を行うかを制御することが可能です。ログレベルには、DEBUG
, INFO
, WARNING
, ERROR
, CRITICAL
の5つがあり、ユーザーが任意に指定する必要があります。
from logging import getLogger, INFO
logger = getLogger(__name__)
logger.setLevel(INFO)
上記のコードでは、INFO
以上のログが出力されます。
また、loggingにはフォーマットも追加でき、setFormatter
によりログに日付や関数、ログレベルの情報など様々な詳細情報を出力できるようになります。
from logging import getLogger, Formatter
logger = getLogger(__name__)
format = Formatter('%(asctime)s - %(name)s - %(levelname)s - %(message)s')
logger.setFormatter(format)
上記のコードでは、2021-01-13 16:40:23 - __main__ - INFO - this is format
という形式でログが出力されます。
以上がPythonのロギングシステムの基本的な使い方になります。詳細な情報や使用例については、公式ドキュメントや各種チュートリアルを参照してください。.