Pythonのロギング出力に色をつける方法を紹介します。これは、エラーメッセージやデバッグメッセージを視覚的に区別しやすくするためのテクニックです。
coloredlogsモジュール
Pythonの標準ライブラリであるlogging
モジュールは非常に強力ですが、デフォルトではログメッセージに色を付ける機能は提供していません。しかし、coloredlogs
というサードパーティのモジュールを使用することで、この機能を追加することができます。
coloredlogs
は以下のコマンドでインストールできます。
pip install coloredlogs
coloredlogsの使用方法
coloredlogs
を使用してログに色を付ける基本的なコードは以下の通りです。
import logging
import coloredlogs
# ロガーの設定
logger = logging.getLogger('app')
coloredlogs.install(level='DEBUG')
# ログの出力
logger.debug('デバッグログです')
logger.info('インフォログです')
logger.warning('ワーニングログです')
logger.error('エラーログです')
logger.critical('クリティカルログです')
このコードを実行すると、ログレベルに応じて色分けされたログが出力されます。
注意点
色付きのログ出力は、ターミナルやコンソールでの視覚的な区別を容易にするためのものです。ログファイルに直接書き込む場合など、色情報が不要または邪魔になる場合は、coloredlogs
を使用せずに標準のlogging
モジュールを使用してください。
以上、Pythonのロギングに色をつける方法について説明しました。このテクニックを使って、Pythonのロギングをより使いやすく、見やすくしてみてください。