Pythonをオフライン環境でインストールする方法は、インターネットに接続できない状況でもPythonを使用するために重要です。以下に、その手順を説明します。
Pythonパッケージのオフラインインストール
Pythonパッケージのオフラインインストールは、インターネットに接続できない環境で開発を行う場合に有用です。オフラインインストールの大まかな流れは次の通りです。
- オンライン環境でパッケージをダウンロードします。
pip install -d [ダウンロード先] --no-binary :all: [パッケージ名]
コマンドを使用します。 - ダウンロードしたパッケージをオフライン環境に移します。
- オフライン環境でパッケージをインストールします。そのパスに移動して
pip install
コマンドを実行します。
ただし、一部のパッケージ(例えばLevenshteinなど)はインストール時にCからのコンパイルが必要です。そのため、Microsoft Build Tools
を使用する必要があります。
Pythonパッケージのオフラインインストール(Cコンパイルが必要な場合)
Cからのコンパイルが必要なパッケージをオフラインでインストールするための手順は以下の通りです。
- オンライン環境で
vs_buildtools.exe
をダウンロードします。 - オンライン環境でレイアウト(キャッシュ)を作成します。
vs_buildtools_xx.exe --layout [任意のパス]\\buildtool\\layout\\ --add Microsoft.VisualStudio.workload.VCTools --add Microsoft.VisualStudio.workload.MSBuildTools --includeOptional --lang en-US
コマンドを使用します。 - ローカルキャッシュを用いてVisual Studioをインストールします。
以上の手順により、Pythonのオフラインインストールが可能となります。これにより、インターネットに接続できない環境でもPythonを活用することが可能となります。
参考資料
- Pythonパッケージインストール(pip install)をオフラインで行う方法
- 【会社でPython・内緒】社内オフラインでpipを実施する方法
- Python PipとPythonライブラリをオフラインでインストールする
- オフラインで Python 環境構築