PythonをWindowsにインストールすると、デフォルトのインストール先はユーザーディレクトリ内のAppData¥Local¥Programs¥Pythonになります。このAppDataフォルダは隠しフォルダで、普段はあまり目にしない場所です。
Pythonがどこにインストールされているかを確認するには、Pythonを起動してsys.exec_prefixを実行すると確認できます。以下のように、Python本体のファイルがインストールされているディレクトリが表示されます。
>>> import sys
>>> sys.exec_prefix
'C:¥¥Users¥¥Ichiro¥¥AppData¥¥Local¥¥Programs¥¥Python¥¥Python37-32'
また、sys.executableを実行すると、Pythonの実行ファイル(python.exe)の場所が絶対パスで表示されます。
>>> sys.executable
'C:¥¥Users¥¥Ichiro¥¥AppData¥¥Local¥¥Programs¥¥Python¥¥Python37-32¥¥python.exe'
Pythonランチャー(py.exe)でも確認できます。複数バージョンをインストールしている場合は、以下のコマンドですべてのバージョンの場所を確認できます。
C:¥Users¥Ichiro> py --list-paths
AppDataフォルダ(「Application Data」の略)は、Windowsアプリケーションが設定ファイルやデータを保存する場所であり、ユーザーディレクトリ(C:¥Users¥<ユーザー名>)の下に作成されます。例えば、ユーザー名がIchiroであれば、C:¥Users¥Ichiro¥AppDataになります。
以上がPythonのインストールディレクトリについての基本的な情報です。これらの知識を持つことで、Pythonの環境設定やトラブルシューティングに役立つでしょう。