Pythonのwave
ライブラリは、WAV形式の音声ファイルを扱うための便利なインターフェースを提供します。このライブラリを使用すると、非圧縮のPCMエンコードされたWAVファイルを読み書きすることができます。
主な機能
wave.open(file, mode=None)
: ファイルを開きます。file
が文字列の場合、その名前のファイルを開きます。それ以外の場合、ファイルのようなオブジェクトとして扱います。Wave_read
とWave_write
オブジェクト: これらのオブジェクトは、WAVファイルの読み書きを行います。getnchannels()
,getsampwidth()
,getframerate()
,getnframes()
,getcomptype()
,getcompname()
: これらのメソッドは、WAVファイルの各種情報を取得します。
使用例
以下に、wave
ライブラリを使用してWAVファイルを読み込み、その情報を取得するPythonコードの例を示します。
import wave
# WAVファイルを開く
wf = wave.open('sample.wav', 'rb')
# ファイルの情報を取得
channels = wf.getnchannels()
sampwidth = wf.getsampwidth()
framerate = wf.getframerate()
nframes = wf.getnframes()
print(f'チャンネル数: {channels}')
print(f'サンプル幅: {sampwidth}')
print(f'サンプリング周波数: {framerate}')
print(f'フレーム数: {nframes}')
# ファイルを閉じる
wf.close()
このように、Pythonのwave
ライブラリを使用すると、WAVファイルの読み書きや情報の取得が容易に行えます。音声処理を行う際には、ぜひこのライブラリを活用してみてください。