Pythonの仮想環境ツールvenv
を使ってパッケージを管理する方法について説明します。
仮想環境の作成
Pythonのvenv
モジュールを使って仮想環境を作成します。以下のコマンドを実行すると、指定したディレクトリに新しい仮想環境が作成されます。
python -m venv tutorial-env
このコマンドはtutorial-env
ディレクトリを作成し、その中にPythonインタプリタとその他関連するファイルのコピーを含むサブディレクトリを作ります。
仮想環境の有効化
作成した仮想環境を有効にするには、以下のコマンドを実行します。
source tutorial-env/bin/activate
このコマンドを実行すると、シェルのプロンプトに利用中の仮想環境が表示され、python
を実行するとその仮想環境のPythonを実行するようになります。
パッケージのインストール
仮想環境が有効になっている状態で、pip
コマンドを使用してパッケージをインストールします。以下のコマンドを実行すると、指定したパッケージがインストールされます。
python -m pip install requests
このコマンドはrequests
パッケージをダウンロードしてインストールします。
まとめ
Pythonのvenv
モジュールを使うと、プロジェクトごとに異なるパッケージをインストールして管理できます。これにより、パッケージのバージョンの衝突を避けることができます。