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Pythonの仮想環境(venv)をプロキシ環境で使用する場合、特定の設定が必要です。以下にその手順を説明します。

pyenv + venv

  1. pyenvpipのプロキシを設定します。
  2. 設定ファイルpip.iniで一括設定することも可能ですが、仮想環境では混乱を招きやすいので、コマンド毎に指定する方法を紹介します。

pyenvのプロキシ設定

  • pyenv install バージョン名を、https_proxy= pyenv install バージョン名のように変えて実行することで、プロキシ環境でもpyenvのインタプリタ(Pythonのバージョン)をインストールすることができます。

pipパッケージのインストール

  • pip install パッケージ名を、pip install --proxy= パッケージ名のように変えて実行することで、プロキシ環境でもpipでパッケージ(ライブラリ)をインストールすることができます。

pyenv + Poetry

  1. pyenvPoetryのプロキシを設定します。
  2. 本記事ではpyenvはコマンド毎に指定し、Poetryは設定ファイルでプロキシを指定する方法を紹介します。

pyenvのプロキシ設定

  • pyenv install バージョン名を、https_proxy= pyenv install バージョン名のように変えます。

Poetryのプロキシ設定

  • プロジェクト内のpyproject.tomlに以下の記述を追加します。
[[tool.poetry.source]]
name = "proxy"
url = ""
default = true

これでプロキシを指定した状態でPoetryのコマンドを実施できるはずです。

Conda + conda-forge

  1. Condaにプロキシを設定します。
  2. 以下の場所にある.condarcを編集する必要があります。

  3. Windowsの場合: C:\\Users\\ユーザ名\\.condarc

  4. Macの場合: ~/miniforge3/.condarc (Minicondaをインストールした場合 ~/miniconda/.condarc)
  5. Linuxの場合: ~/.condarc

.condarcに以下内容を追記します。

proxy_servers:
  http: 
  https: 

なお、pipでのインストールがうまくいかない場合は「1. pyenv + venv」と同様以下コマンドでインストールしてください。

pip install --proxy= パッケージ名

以上がPythonのvenvとプロキシ設定についての基本的な情報です。この情報が皆さんのPythonプログラミングに役立つことを願っています。

投稿者 admin

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