Pythonのset.discard
メソッドは、指定した要素を集合から削除するためのメソッドです。このメソッドはset.remove
メソッドとは異なり、set.remove
メソッドは指定した要素が存在しない場合にエラーを発生させますが、set.discard
メソッドはエラーを発生させません。
使用法
set.discard
メソッドの構文は次のとおりです。
set.discard(value)
ここで、value
は削除する要素を指定します。
例
以下に具体的な使用例を示します。
fruits = {"apple", "banana", "cherry"}
fruits.discard("banana")
print(fruits) # 出力結果:{'cherry', 'apple'}
この例では、banana
という要素をfruits
という集合から削除しています。
まとめ
Pythonのset.discard
メソッドは、指定した要素を集合から削除するための便利なメソッドです。このメソッドは、要素が存在しない場合でもエラーを発生させないため、安全に要素を削除することができます。.