Pythonのクラスを使う際には、self
というキーワードが頻繁に出てきます。この記事では、self
の基本的な使い方とその役割について説明します。
selfとは?
Pythonのクラスのメソッドの最初の引数としてself
が使われます。self
は、現在使用しているクラスのインスタンスを指します。つまり、self
はインスタンス自身を指すものです。
selfの使い方
インスタンス変数として参照する
Pythonのクラスのコンストラクタ(__init__
メソッド)でself
を使うと、インスタンス変数を定義できます。以下に例を示します。
class SampleClass():
def __init__(self, word):
self.word = word
この例では、SampleClass
のインスタンスを作成する際に引数word
を渡すと、self.word
というインスタンス変数が作成されます。
クラス変数として参照する
self
はクラス内の全てのメソッドで使用できます。以下に例を示します。
class SampleClass():
def __init__(self, word):
self.word = word
def print_word(self):
print(self.word)
この例では、print_word
メソッドを呼び出すと、self.word
というインスタンス変数が表示されます。
まとめ
Pythonのself
は、クラスのインスタンス自身を指す重要なキーワードです。クラスのメソッド内でself
を使うことで、インスタンス変数を定義したり、他のメソッドから参照したりすることができます。このように、self
はPythonのオブジェクト指向プログラミングにおいて中心的な役割を果たします。