Pythonのround
関数は、数値を指定した桁数に丸めるための関数です。しかし、この関数の挙動は一見すると予想外の結果を返すことがあります。
round関数の基本的な使い方
round
関数の基本的な使い方は以下の通りです。
# 小数点以下第2位までを丸める
print(round(3.14159, 2)) # 出力: 3.14
このコードは、3.14159
を小数点以下第2位まで丸めて3.14
を出力します。
round関数が予想外の結果を返す例
しかし、round
関数は以下のような例で予想外の結果を返します。
print(round(2.5)) # 出力: 2
print(round(3.5)) # 出力: 4
一般的には、.5
は最も近い偶数に丸められます。これは、IEEE 754という浮動小数点数の標準で定められた「最近接偶数への丸め(round half to even)」というルールに基づいています。
round関数の挙動を理解する
この挙動は、初めて見たときには驚くかもしれません。しかし、これはPythonのround
関数の仕様であり、この挙動を理解しておくことは重要です。
以上、Pythonのround
関数の挙動について解説しました。この記事が、Pythonを使ったプログラミングに役立つことを願っています。