Pythonの関数は、一連の処理をまとめて実行するものです。しかし、その結果や計算された値を他の部分で利用したり、変数に代入したりするには、return
文が必要です。
return
文の基本
基本的なreturn
文の使い方は以下の通りです。
def add_numbers(a, b):
result = a + b
return result
この関数add_numbers
は2つの引数を取り、それらの和を返します。return
文により、a + b
の結果を呼び出し元に返せるのです。
return
とprint
の違い
コンソールで完結する場合、return
とprint
のどちらを使用しても結果は同じに見えますが、全くの別物ですのでしっかり理解して使い分けましょう。
return
は、戻り値を他の関数でも使用することができる利点があるので、出力するために使用するのではなく、他の関数で戻り値を使用するケースに活用するのがピッタリです。
複数の値をreturn
で返す方法
関数から、複数の値を一度に返すことも可能です。これは、タプルを使用して実現されます。
def function():
return a, b # (a, b)のタプルを返します
以上、Pythonのreturn
文の基本と使い方について解説しました。この情報がPythonの学習に役立つことを願っています。.