Pythonのrange
関数は、特定の範囲内の数列を生成するための便利な関数です。この記事では、range
関数の基本的な使い方と、その応用例について解説します。
基本的な使い方
range
関数は、以下のように使用します。
for i in range(1, 11):
print(i)
このコードでは、range(1, 11)
が1から10までの数列を生成し、for
文でその数列を順に取り出しています。print(i)
によって各値が順番に出力されます。
増分ループ
range
関数で10ずつループするには、start
、stop
、および step
引数を指定します。以下はその例です。
for i in range(0, 101, 10):
print(i)
この例では、range(0, 101, 10)
が0から100までの範囲を、10ずつ増加する数列として生成されます。
逆順ループ
逆順でループさせる場合は、range
関数においてstart
とstop
の引数を指定し、step
を負の値にします。以下は、10から1までの範囲を指定して逆順にループさせる例です。
for i in range(10, 0, -1):
print(i)
このコードでは、range(10, 0, -1)
が10から1までの数列を生成し、for
文でその数列を逆順に取り出しています。
無限ループ
無限ループを作成するには、for-range
ではなくwhile
文を使用します。以下は無限ループを作成し、キーボード入力でループを終了する例です。
while True:
user_input = input("続けますか? (y/n): ")
if user_input.lower() == 'n':
break
このコードでは、while True
が真である限りループが続きます。ユーザーに「続けますか?」と尋ね、入力がn
の場合にbreak
文でループが終了します。
以上、Pythonのrange
関数の基本的な使い方と応用例について解説しました。この関数を理解し、活用することで、より効率的なプログラムを書くことができます。.