Pythonのpassステートメント
Pythonのpassステートメントは、何もしないステートメントです。具体的な実装が決まっていない場合や、後で追加する予定の場合、Pass文を使用して空のブロックを作れます。例えば、関数やクラスが必要ですが、現時点では中身を実装しない場合に利用します。
def my_function():
pass
class MyClass:
pass
また、条件分岐の中で特定の条件下で何もしない場合、Pass文を使用して意図を明確にできます。
if x > 10:
pass
else:
print("xは10以下")
Pythonの環境変数PATHの設定
Pythonで提供されているプログラムをコマンドプロンプトから実行する場合、PATHを設定しておくと便利です。Pythonで記述したプログラムを実行する時に必要となるpython.exeはPythonをインストールしたディレクトリに保存されています。任意のディレクトリからpython.exeを実行するには、python.exeが保存されているディレクトリへPAHTを設定しておきます。
# Windows 11 の環境で PATH を設定する例
# タスクバー上の「スタート」を右クリックしてください。
# 表示されたメニューの中から「設定」をクリックしてください。
# 「設定」画面が表示されたら、左側メニューの中から「システム」をクリックしてください。
# そのあとで「バージョン情報」をクリックしてください。
# 次の画面で「システムの詳細設定」をクリックしてください。
# 「システムのプロパティ」画面が表示されたら、「環境変数」をクリックしてください。
# 「環境変数」の画面が表示されます。この画面でPATHの設定を行います。
# システム環境変数の中で「変数」が「Path」と書かれたものを探してください。
# 見つかった場合には「Path」と書かれた箇所を一度クリックして選択してから「編集」ボタンをクリックして下さい。
# 「環境変数名の編集」画面が表示されます。
# 右上の「新規」をクリックすると左側の一覧の最後に新しい項目を追加できるようになりますので「C:\\pg\\Python311\\」と入力して下さい (ご自身が Python をインストールしたディレクトリに合わせて入力して下さい)。
# 入力が終わったら「OK」をクリックして下さい。
以上がPythonのpassステートメントと環境変数PATHの設定についての基本的な説明です。これらの知識を持つことで、Pythonの理解が深まり、より効率的なコーディングが可能になります。