Pythonのord
関数は、文字をそのUnicodeコードポイントに変換するための関数です。この関数は、単一の文字を引数として受け取り、その文字のUnicodeコードポイントを整数として返します。
print(ord('a')) # Output: 97
print(ord('€')) # Output: 8364
上記の例では、ord
関数を使用して文字’a’と’€’のUnicodeコードポイントを取得しています。
Unicodeは、世界中のすべての言語の文字を一意に表現するための国際標準です。Pythonの文字列型は、Unicode標準を使用して文字を表現します。これにより、Pythonプログラムは、さまざまな言語、絵文字、その他の特殊文字を含むすべての文字を扱うことができます。
ord
関数は、Pythonで文字列とUnicodeを扱うための基本的なツールの1つです。この関数を理解することは、Pythonで文字列操作を行う上で重要です。
また、ord
関数の逆の操作を行うchr
関数もあります。chr
関数は、Unicodeコードポイントを引数として受け取り、そのコードポイントに対応する文字を返します。
print(chr(65)) # Output: A
上記の例では、chr
関数を使用してUnicodeコードポイント65の文字を取得しています。
これらの関数を使用することで、Pythonで文字とUnicodeを効果的に操作することができます。