Pythonのord
関数は、文字をUnicode値に変換するための便利なツールです。この記事では、ord
関数の基本的な使い方と、それがどのようにPythonプログラミングに役立つかを解説します。
ord関数とは
ord
関数はPythonのビルトイン関数で、引数に渡した文字のUnicodeに対する整数値を返します。具体的には、次のように使用します。
code = ord('A')
print(code) # 65
print(hex(code)) # 0x41
この例では、文字’A’のUnicodeのコードを取得しています。Unicodeは国際的な文字コード体系で、Web上では標準になっています。
ord関数の使用例
それでは、ord
関数を使用して文字列のUnicodeポイントを取得する方法について、サンプルコードを例に実際に書いてみましょう。
# 文字をUnicodeポイントに変換
print(ord('a')) # 97
print(ord('あ')) # 12354
このコードでは、文字列’a’と’あ’のUnicodeポイントをord
関数を使用して取得し、出力しています。
Unicode値から文字列に変換: chr関数
ord
関数と対になる関数がchr
関数です。chr
関数はUnicode値を文字列に変換します。以下にその使用例を示します。
# Unicode値を文字列に変換
print(chr(97)) # a
print(chr(12354)) # あ
このコードでは、Unicodeポイントをchr
関数を使用して文字列に変換し、出力しています。
まとめ
Pythonのord
関数は、文字列からUnicodeポイントを取得する際に非常に便利です。また、Unicodeポイントから文字列を取得するchr
関数もセットで覚えると、より理解が深まると思います。これらの関数を積極的に使用して、Pythonプログラミングの幅を広げていきましょう。.