Pythonには、文字をUnicode値に変換するord
関数があります。この関数を使って、文字列の各文字をUnicode値に変換し、その合計を計算することができます。以下にその方法を示します。
def sum_of_ord(s):
return sum(ord(c) for c in s)
# 使用例
print(sum_of_ord('hello')) # 'hello'の各文字のUnicode値の合計を出力
このコードでは、まず文字列s
の各文字c
に対してord(c)
を計算しています。これにより、文字列の各文字がUnicode値に変換されます。そして、その結果をsum
関数で合計しています。
なお、ord
関数は1文字に対してのみ有効であり、文字列は1文字しか設定できません。したがって、このコードは文字列の各文字に対してord
関数を適用しています。
また、Unicode値から文字列に変換するchr
関数もあります。これを使うと、Unicode値から元の文字列を取得することができます。以下にその方法を示します。
def chr_of_sum(n):
return chr(n)
# 使用例
print(chr_of_sum(104)) # Unicode値104に対応する文字を出力
このコードでは、Unicode値n
をchr
関数に渡して、対応する文字を取得しています。
以上が、Pythonのord
関数とsum
関数を使って文字列のUnicode値の合計を計算する方法、およびchr
関数を使ってUnicode値から文字列を取得する方法です。これらの関数を理解し、適切に使うことで、Pythonでの文字列操作がより柔軟になります。