Pythonの組み込み関数であるord
関数とchr
関数は、文字と数値を相互に変換するために使用されます。
ord関数とは
ord
関数は、Unicodeの1文字を表す文字列を引数に取り、その文字のUnicodeコードポイントを表す整数を返します。例えば、次のように使用します。
print(ord('A')) # 65
print(ord('B')) # 66
print(ord('あ')) # 12354
chr関数とは
chr
関数は、ord
関数の逆の操作を行います。Unicodeの1文字に対応する整数を引数に取り、その整数に対応する文字を返します。例えば、次のように使用します。
print(chr(65)) # 'A'
print(chr(66)) # 'B'
print(chr(12354)) # 'あ'
ASCIIコードとUnicode
ASCIIコードは、英数字や記号などの文字に対して割り当てられた数値のことを指します。一方、Unicodeは、ASCIIコードを含むより広範な文字セットで、世界中のほとんどの文字を表現することができます。
まとめ
この記事では、Pythonのord
関数とchr
関数について説明しました。これらの関数を使用することで、文字と数値を相互に変換することが可能です。これらの関数は、文字コードと文字の間の変換を行う際に非常に便利です。