Pythonのmultiprocessing
モジュールは、マルチプロセスの実装を可能にする強力なツールです。この記事では、その中でもQueue
の使い方に焦点を当てて解説します。
multiprocessingとは
multiprocessing
は、Pythonでマルチプロセスを実装するためのモジュールです。マルチプロセスとは、複数の独立したプロセスを用いてタスクを実行する方法のことを言います。Pythonでは、マルチプロセスの実装のためのmultiprocessing
モジュールが提供されています。
Queueの使い方
multiprocessing.Queue
は、プロセス間でデータをやり取りするための方法の一つです。以下に、Queue
を使った簡単なコード例を示します。
import multiprocessing as mp
def work(q):
q.put(object()) # アイテムをキューに追加
# do some work
q.get() # アイテムを回収、リソースを解放
if __name__ == '__main__':
Max = 2 # 並列最大処理数
このコードでは、work
関数内でQueue
のput
メソッドを使ってデータをキューに追加し、その後get
メソッドを使ってデータを取り出しています。
まとめ
Pythonのmultiprocessing
モジュールとQueue
を使うことで、マルチプロセスの実装とプロセス間のデータのやり取りが可能になります。これにより、Pythonを使用してマルチコアCPU上でのCPU負荷が高いタスクを効率的に実行することができます。.